Death of a Salesman

『セールスマンの死』は去年の授業で触れた作品だったのであらすじは知っていたのですが、実際舞台で観て泣いてしまいました。セールスマンとしての大きな成功を夢見て、それに囚われ自分の現実を受け入れられないウィリーの苦悩、そしてその夢を押し付けられ苦しむビフの叫びのシーンは圧巻で迫力がありました。「解放してくれ」の一言がとても胸に来ました。観に来て良かったなと思いましたが、救いがない内容なので観るのに気力がいるなと思いました。
英語英米文学科 - 古川美奈子

『セールスマンの死』を卒業研究のテーマにしていますが、改めて、ひとつひとつのセリフが胸に突き刺さる作品だと思いました。ただ本で文字を追い、自分の中でイメージするのとは違う、目で見て耳で聞く、舞台としての『セールスマンの死』を感じることができました。全体の喪失感や終演後も後引く絶望感は、舞台ならではだと思います。これから社会人になる学生にとって、働くとは何であるのか、何に重きを置くのか、一度は観て考えるべきであると思いました。‬
英語英米文学科 - 北島沙羅