鶴見大学POPコンテスト2020の受賞者が発表されました。
英語英米文学科から多くの受賞者が出ています。
以下の図書館ブログへのリンクから、受賞者のポップ作品と審査員のコメントを見ることができます。
多くのご応募ありがとうございました。
鶴見大学図書館ブログ: ポップコンテスト結果発表 (tsurumi-u.ac.jp)
鶴見大学POPコンテスト2020の受賞者が発表されました。 英語英米文学科から多くの受賞者が出ています。 以下の図書館ブログへのリンクから、受賞者のポップ作品と審査員のコメントを見ることができます。 多くのご応募ありがとうございました。 鶴見大学図書館ブログ: ポップコンテスト結果発表 (tsurumi-u.ac.jp)
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Congratulations to all of our 2020 English Reader Marathon winners! Great job! Freshman winner - Nagisa Sato - over 511,000 words read! Arisa Harada - 2nd, Yuni Abematsu - 3rd Upperclass winner - Takashi Urata - over 288,000 words read! Ryo Satake - 2nd, Naoki Onoda - 3rd 2020 Freshman DIvision Winners Nagisa Sato 511,345 words! 1st Prize Arisa Harada 139,658 words! 2nd Prize Yuni Abematsu 90,915 words! 3rd Prize Hiryu Sasaki 40,929 words! 4th Prize Soma Kaneko 34,646 words! 5th Prize Hiroto Chu Honorable Mention Kei Tanaka Honorable Mention Kaito Kageyama Honorable Mention Rina Yamada Honorable Mention Shizuka Hiramoto Honorable Mention Miyu Suzuki Honorable Mention Upperclassman Division Winners Takashi Urata (3rd Year) 288,399 words! 1st Prize Ryo Satake (4th Year) 284,902 words! 2nd Prize Naoki Onoda (3rd Year) 59,774 words! 3rd Prize Mika Takagi (4th Year) Honorable Mention Nagisa Yasuda (4th Year) 28,439 Honorable Mention Ayaka Chiba (3rd Year) Honorable Mention Momoka Yamaguchi (2nd Year) Honorable Mention Aoi Murakami (2nd Year) Honorable Mention 異文化理解・交流オンライン講座 報告記 「元難民として戦争と平和を考える―カンボジアと日本の体験を振り返って」 住友正人氏(公益財団法人 アジア福祉教育財団 難民事業本部職員) 2020年11月18日(水)に住友正人さんをお招きし表題の公開講座が開催されました。その感想記を掲載します。一連の掲載写真は「平和」をテーマに、英語英米文学科1年生 山本ナオミさんが撮影し寄せてくれました。どうぞご覧ください。 カンボジア内の教育的格差を知って 英語英米文学科4年 髙木美佳 住友さんのお話の中でも、私が特に興味を持った「カンボジアの教育」について感想を書きます。公開授業の中で住友さんはカンボジアの戦争をはじめ、たくさん貴重なお話をしてくださいました。歴史の授業で戦争について勉強したり、話を聞いたりするものの、私たちが実際に戦争を経験したり、目で見たことはありませんが、この授業を通じて戦争では何も罪のない子どもたちが犠牲になることを認識しました。 私たちが教育を受けるとき、まず必要になるのは学校です。今年度は、新型コロナウィルスの感染予防のため、大学に行き先生方に会って対面授業を受けることは一度もできませんでした。ですが、今まで学校や大学で授業を受けてきて、「あの教室は、あの先生のこんな授業で使っていたな」「よくあの席に座って授業受けていたな」などと、自然に教室での思い出がよみがえります。そんな思い出でいっぱいの学校ですが、カンボジアでは戦争と内戦で学校は倉庫や収容所に、さらには処刑場として使われました。そのため、のちに学校を再開した時に校舎が使われなかった例があります。例えばトゥール・スレン高校は刑務所及び処刑場と化したため、現在はトゥール・スレン博物館になりました。人々が授業を受けていた教室の多くは刑場にされてしまいました。住友さんは、楽しく授業を受けていた場所が人を殺める場所に変わってしまい、それまでの思い出はなくなったとおっしゃっていました。戦争以降、学校を学校として使用することができず博物館になり、戦争で犠牲になった方々の遺骨が大量に置かれているのだそうです。多くの日本人にとって、子どもの頃、日々時間を過ごした学校には多くの思い出が詰まっているものです。私の母校である高校は、経済的理由で再来年に廃校になることが決定しています。学校がなくなってしまう要因は全く異なりますが、母校がなくなってしまうこと、使用できなくなることは、卒業生や関係者にとって非常に悲しいことであり、カンボジアの方々の無念さを強く感じます。 住友さんは、現在のカンボジアの教育状況についてもお話くださいました。日本では小学校から中学校までの9年間が義務教育であるのに対し、カンボジアでは義務教育がないそうです。カンボジアでは、裕福な生活を送っている人々は教育を受けることができ、基礎知識や語学を身に着けて、どんどん成長することが可能になります。それに対し、田舎で暮らしている人々は、家族を養い生活をしていくのがやっとで教育を受けることができません。その結果、両者の間で大きなギャップが生じてしまうのです。同じ文化ルーツを持つ国民の中でこうしたギャップが生まれてしまうことを、どうにかできないものかと深く考えさせられました。私は、十分な教育を受けることができない子どもたちに、何かしてあげることがないのか考えてゆきます。 公開講座を受け、心に残る住友さんの言葉があります。「身体外傷の痛みよりも心の痛みの方が長く続く」身体の傷は時が経てば治ることが多いでしょう。しかし、戦争などで傷ついた心の傷はそう簡単には治りません。しかし、住友さんは、「自分の悲しみを受け入れ、向かい合うことを学ばねばならない。立ち直ることは本当に難しいが、その悲しみから立ち直るためには、苦痛や悲しみなどの感情に向き合って生きる強さが必要だ」とおっしゃっていました。住友さんは戦争を憎み、心の傷をおった難民を助けるために国際貢献をしていこうと考え、実際に貢献なさっているのだと感じました。さらに私たちに対し、「世界中の平和に関して考えて欲しい。国際理解を深めていって欲しい」と強く投げかけました。国や生活が異なっていても、十分な教育を受けることができず、心に傷を負っている難民のことを私は無視できません。特に教育に関しては、世界中の人々が平等に受けるべきであり、どの人にも権利はあると考えます。私も将来、教育において国際貢献ができたら良いなと考えています。
世界中には、まだまだ私たちの知らないことがたくさんあると思います。ぜひみなさんにも、異文化に興味を持ち、国際理解を深めていてほしいと思います。 |
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