―アルペなんみんセンター訪問記―
ゴールデンウィーク初日の土曜日、新緑薫る鎌倉の小高い丘に位置するアルペなんみんセンターを訪問しました。これは令和4年度異文化理解・異文化交流公開講座「難民の友に、難民と共に~難民を歓迎できる社会に」の講師 漆原 比呂志さんとのご縁によるものです。講演中、アルペなんみんセンターではセンターにお住まいの難民の方々と一緒に畑仕事をしながら交流する活動日があると紹介がありました。受講後、センターを訪問し交流を希望する声があり、この度、有志学生3名と初参加しました。鶴見の丘から鎌倉の丘へ、キャンパスを離れ、ウグイスの声や風の音を聴きながら、多数の市民参加者と畑を耕し、難民の方が調理してくださったカレーを頂きながら、普段大学ではできない経験をし、難民の方々を取り巻く環境に思いを馳せました。
以下に参加者の声を紹介します。また、訪問を調整くださった漆原さんとセンターの皆様に感謝を表します。
草薙 優加(記)
畑仕事や昼食をともにしながら、難民の方々と交流をしました。中でも、昼食のスリランカカレーを作ってくださった方と、お話したことがとても印象に残っています。スリランカカレーは、他のカレーと何が違うのか、どのように作られるのかといったような楽しいお話しとともに、なぜ日本に来ることになったのか、お国ではどのような生活をしていたのか等についても伺いました。彼が故郷で体験したことは、言葉だけでは想像がつかないほどの困難なことでしたが、普段の生活では絶対に聞くことができないようなお話しでしたので、大変つらく感じました。
この交流を通じて、異国の状況や文化を理解するには、実際人と人が話すことが大切なのだと学びました。今後も、難民問題や国際問題により関心を寄せ、視野を広げていきます。
鶴見大学文学部英語英米文学科
4年 高島 琉花