4月2日(金)の13時より、新入生向けオリエンテーションが行われました。 例年ですと、新入生交流会を続けて行い、英語でゲームを楽しむのですが、 今年は、上級生お二人(塩田千尋さん、原田有紗さん)をお招きし、インタビュー方式で鶴見での大学生活について紹介してもらいまいした。 原田さんは、英語多読に取り組みリーダーマラソンやポップコンテストで入賞したこと、 塩田さんは、春休み中にリジャイナ大学が提供するオンライン講座に参加して英語力を磨いたことを してくれました。 鶴見大学POPコンテスト2020の受賞者が発表されました。 英語英米文学科から多くの受賞者が出ています。 以下の図書館ブログへのリンクから、受賞者のポップ作品と審査員のコメントを見ることができます。 多くのご応募ありがとうございました。 鶴見大学図書館ブログ: ポップコンテスト結果発表 (tsurumi-u.ac.jp) Congratulations to all of our 2020 English Reader Marathon winners! Great job! Freshman winner - Nagisa Sato - over 511,000 words read! Arisa Harada - 2nd, Yuni Abematsu - 3rd Upperclass winner - Takashi Urata - over 288,000 words read! Ryo Satake - 2nd, Naoki Onoda - 3rd 2020 Freshman DIvision Winners Nagisa Sato 511,345 words! 1st Prize Arisa Harada 139,658 words! 2nd Prize Yuni Abematsu 90,915 words! 3rd Prize Hiryu Sasaki 40,929 words! 4th Prize Soma Kaneko 34,646 words! 5th Prize Hiroto Chu Honorable Mention Kei Tanaka Honorable Mention Kaito Kageyama Honorable Mention Rina Yamada Honorable Mention Shizuka Hiramoto Honorable Mention Miyu Suzuki Honorable Mention Upperclassman Division Winners Takashi Urata (3rd Year) 288,399 words! 1st Prize Ryo Satake (4th Year) 284,902 words! 2nd Prize Naoki Onoda (3rd Year) 59,774 words! 3rd Prize Mika Takagi (4th Year) Honorable Mention Nagisa Yasuda (4th Year) 28,439 Honorable Mention Ayaka Chiba (3rd Year) Honorable Mention Momoka Yamaguchi (2nd Year) Honorable Mention Aoi Murakami (2nd Year) Honorable Mention 異文化理解・交流オンライン講座 報告記 「元難民として戦争と平和を考える―カンボジアと日本の体験を振り返って」 住友正人氏(公益財団法人 アジア福祉教育財団 難民事業本部職員) 2020年11月18日(水)に住友正人さんをお招きし表題の公開講座が開催されました。その感想記を掲載します。一連の掲載写真は「平和」をテーマに、英語英米文学科1年生 山本ナオミさんが撮影し寄せてくれました。どうぞご覧ください。 カンボジア内の教育的格差を知って 英語英米文学科4年 髙木美佳 住友さんのお話の中でも、私が特に興味を持った「カンボジアの教育」について感想を書きます。公開授業の中で住友さんはカンボジアの戦争をはじめ、たくさん貴重なお話をしてくださいました。歴史の授業で戦争について勉強したり、話を聞いたりするものの、私たちが実際に戦争を経験したり、目で見たことはありませんが、この授業を通じて戦争では何も罪のない子どもたちが犠牲になることを認識しました。 私たちが教育を受けるとき、まず必要になるのは学校です。今年度は、新型コロナウィルスの感染予防のため、大学に行き先生方に会って対面授業を受けることは一度もできませんでした。ですが、今まで学校や大学で授業を受けてきて、「あの教室は、あの先生のこんな授業で使っていたな」「よくあの席に座って授業受けていたな」などと、自然に教室での思い出がよみがえります。そんな思い出でいっぱいの学校ですが、カンボジアでは戦争と内戦で学校は倉庫や収容所に、さらには処刑場として使われました。そのため、のちに学校を再開した時に校舎が使われなかった例があります。例えばトゥール・スレン高校は刑務所及び処刑場と化したため、現在はトゥール・スレン博物館になりました。人々が授業を受けていた教室の多くは刑場にされてしまいました。住友さんは、楽しく授業を受けていた場所が人を殺める場所に変わってしまい、それまでの思い出はなくなったとおっしゃっていました。戦争以降、学校を学校として使用することができず博物館になり、戦争で犠牲になった方々の遺骨が大量に置かれているのだそうです。多くの日本人にとって、子どもの頃、日々時間を過ごした学校には多くの思い出が詰まっているものです。私の母校である高校は、経済的理由で再来年に廃校になることが決定しています。学校がなくなってしまう要因は全く異なりますが、母校がなくなってしまうこと、使用できなくなることは、卒業生や関係者にとって非常に悲しいことであり、カンボジアの方々の無念さを強く感じます。 住友さんは、現在のカンボジアの教育状況についてもお話くださいました。日本では小学校から中学校までの9年間が義務教育であるのに対し、カンボジアでは義務教育がないそうです。カンボジアでは、裕福な生活を送っている人々は教育を受けることができ、基礎知識や語学を身に着けて、どんどん成長することが可能になります。それに対し、田舎で暮らしている人々は、家族を養い生活をしていくのがやっとで教育を受けることができません。その結果、両者の間で大きなギャップが生じてしまうのです。同じ文化ルーツを持つ国民の中でこうしたギャップが生まれてしまうことを、どうにかできないものかと深く考えさせられました。私は、十分な教育を受けることができない子どもたちに、何かしてあげることがないのか考えてゆきます。 公開講座を受け、心に残る住友さんの言葉があります。「身体外傷の痛みよりも心の痛みの方が長く続く」身体の傷は時が経てば治ることが多いでしょう。しかし、戦争などで傷ついた心の傷はそう簡単には治りません。しかし、住友さんは、「自分の悲しみを受け入れ、向かい合うことを学ばねばならない。立ち直ることは本当に難しいが、その悲しみから立ち直るためには、苦痛や悲しみなどの感情に向き合って生きる強さが必要だ」とおっしゃっていました。住友さんは戦争を憎み、心の傷をおった難民を助けるために国際貢献をしていこうと考え、実際に貢献なさっているのだと感じました。さらに私たちに対し、「世界中の平和に関して考えて欲しい。国際理解を深めていって欲しい」と強く投げかけました。国や生活が異なっていても、十分な教育を受けることができず、心に傷を負っている難民のことを私は無視できません。特に教育に関しては、世界中の人々が平等に受けるべきであり、どの人にも権利はあると考えます。私も将来、教育において国際貢献ができたら良いなと考えています。
世界中には、まだまだ私たちの知らないことがたくさんあると思います。ぜひみなさんにも、異文化に興味を持ち、国際理解を深めていてほしいと思います。 ◇ プロフィール◇ 高橋智史(たかはし さとし) フォトジャーナリスト。1981年秋田県生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒。大学在学中よりカンボジアを中心に東南アジアの社会問題の取材を開始。2007年から2018年までカンボジアの首都プノンペンに在住し、社会問題、生活、歴史、文化を集中的に取材。近年は、同国の人権問題を中心に取材活動を続け、国内外のメディアに写真が掲載されている。主な受賞に2013年「国際ジャーナリスト連盟(IFJ)日本賞大賞」、2014年「名取洋之助写真賞」、2016年「三木淳賞奨励賞」、2019年「土門拳賞」。著作に写真集『湖上の命』(窓社)、フォトルポルタージュ『素顔のカンボジア』(秋田魁新報社)、写真集『RESISTANCE カンボジア 屈せざる人々の願い』(秋田魁新報社)。https://www.satoshitakahashi.info/
写真に込められたメッセージ 英語英米文学科4年 髙木美佳 10月14日(水)、カンボジアを中心に東南アジアの社会問題を取材されているフォトジャーナリストの高橋智史さんをお招きし公開講座が開催されました。高橋さんが15年間カンボジアで生活しているときに、出会った人、感じたこと、訴えたいことなどを沢山の写真と共に貴重なお話をしてくださいました。 今日、それぞれの「思い出」として写真がSNSにアップすることが流行し、写真は私たちの生活に写真は欠かせないものでしょう。このように私たちの身近にある写真ですが、私は講座の中で高橋さんが写真について発した一言が大変印象に残りました。それは、「写真は人々に関心を与え、その関心を持った人たちが繋がり人と人との輪をつなげる」、「写真は気づきを与える」というものでした。フォトジャーナリストである高橋さんは写真にいろいろな思いを込め、何かメッセージを伝えるために撮っているのだと感じました。 高橋さんの作品中、特に印象深かった写真、「お化粧をする女の子たち」では、輝くような笑顔で子供たちが化粧を楽しんでいる様子が伝わります。化粧は私たち、特に女性の日常生活の一場面でもあり、「楽しそうだなあ」と思うかもしれません。しかし、話を聞くと私たちの日常とは全く異なるものでした。実は、この子どもたちが手にしている化粧道具はとても高く積まれたゴミ山で拾ったものなのです。捨てられた化粧品にさえ喜びを感じるという事実を知ったとき、私たちは、この写真を目にして、「楽しそう。いいなあ。」とは思えないはずです。 この講義を聴講した緒方将さんにも、印象に残った写真をたずねてみました。彼が選んだのは、一人の女性が政府に連れていかれそうになっている写真です。この女性は車の中へ引っ張られながらも、自国のため、自分の幼い子どものために声を上げ続けていたのです。緒方さんは、「自分も写真撮ったりするけど、この1枚は人が何か訴えかけようとしている瞬間を捉えていて印象に残っている」、「写真1枚で、人が何かを伝えようとしているのが分かる1枚だった」と話してくれました。 フォトジャーナリストである高橋さんはカンボジアで起こっている、このような事実を写真で世界中に発信しているのです。私たちが日本で不自由なく生活できていることはありがたいことなのだと、しみじみと感じました。日本各所でも貧しい国への募金活動等は行われています。しかし、それだけが今私たちが支援できることなのでしょうか。私は、フォトジャーナリストが発信する現地の情報に触れ、その状況や異文化の違いを含め、その背後にあることを理解しようと努めることも、私たちが今すぐにできることの一つなのではないかと感じました。そして、高橋さんのことばどおり、それらの写真から気づきが生まれ、人と人との輪が広がる機会になると考えます。 以上、ほんの一部ですが、公開講座で特に印象に残ったことを、このブログを通して皆さんと共有します。高橋さんは講座の中で、「違う文化を受け入れることは必ず必要になる」と仰っていました。私は昨年、語学留学に行き、海外で生活をする中、異文化に触れることができ、この「異文化を受け入る」という言葉に大変共感しました。この報告記が、より多くの人に少しでも異文化について、またカンボジアについて関心を抱くきっかけになれば嬉しいです。皆さんも自分の関心があるものなどについて、いろいろな人にどんどんシェアをして、人と人との輪を広げていってもらえたらな、と思います! 心に残った高橋さんのことば~受講生のノートから
Updated Schedule! More dates added!Updated Schedule (all are 3rd Period; 13:00-14:30) Oct. 12 (月) - Kevin Oct. 26 (月) - Kevin Nov. 9 (月) - Kevin Nov. 17 (火) - Martin Nov. 24 (火) - Martin Nov. 30 (月) - Kevin Dec. 1 (火) - Martin Dec. 8 (火) - Martin Dec. 14 (月) - Kevin Dec. 22 (火) - Martin (5) Mondays 13:00-14:30 Use Kevin's Zoom link! Oct. 12, 26; Nov. 9, 30; Dec. 14 (5) Tuesdays 13:00-14:30 Use Martin's Zoom link! Nov. 17, 24; Dec. 1, 8, 22 Zoom links are posted on Manaba! Chat with Kevin & Martin on Zoom! (And bring your own coffee!) To join: 1) Download the Zoom app to your smartphone or PC 2) Log in to Manaba 3) Get the Zoom access information for Kevin’s or Martin's English Café 4) Access Zoom during the times listed. Be sure to use the correct Zoom invitation! See you then! イングリッシュ・カフェ特別セッションを開催予定です。90分の時間中、都合の良いときに参加できます。事前予約は不要です。 10月12日, 10月26日, 11月9日, 11月30日, 12月14日 Kevin 11月17日, 10月24日, 12月1日, 11月8日, 12月22日 Martin 参加希望者は、Zoomアプリをスマートフォンにダウンロードして、Manabaの情報を使って、開催時間中にアクセスしてください(コース名「英語英米文学科」のコースニュース「English Cafe with Kevin/Martinのお知らせ」を見てください)。
2020年8月22日・29日にインターカレッジ・オンライン紙芝居ワークショップが開催されました。例年、宿泊合宿を行ってきた英語ドラマ合宿ですが、本年はオンライン上に、鶴見大学、文教大学、湘南工科大学(1名はカザフスタンからの参加)の学生が集まりました。本学からは英語英米文学科の学生4名、日本文学科の学生1名が参加し、他大学の学生と活発に交流する機会を得ました。 今夏は、紙芝居アーティストの林加奈さんのファシリテーションのもと、参加者は小グループに分かれて「日英バイリンガル紙芝居」を創作しました。最終セッションでは、昨年の合宿に参加した台湾、実践大学の学生2名(英語教育)、群馬大学 郡司明子先生(美術教育)、小さな紙芝居アーティスト 坂井合歓(ねむ)さんをオーディエンスに迎え、創作紙芝居を演じました。皆さんから沢山の感想や助言を得て、今後の英語力、表現力の向上に役立つ「お土産」を沢山持ち帰りました。以下、参加者の声を紹介します。 Zoomを使ったワークショップも紙芝居づくりも初めての経験で、最初は戸惑いがありました。グループワークの最初で各自描いた絵は、一見なんの脈絡も見いだせず、「ほんとうに紙芝居なんてつくれるのだろうか」と不安になりました。けれどアイデアを出しあっているうちに、少しずつ絵と絵がつながっていきました。物語が思いがけない方向へとふくらんでいくのが楽しく、無事に発表を終えたときには大きな達成感が得られました。紙芝居というと子ども向けのものというイメージがありましたが、絵や言葉、音楽などさまざまな要素を盛り込むことができ、大人も楽しめる表現だと感じました。 亀山 奈津(日本文学科3年生) 今回新型コロナ肺炎の影響で、例年とは違うオンラインでの合宿になりましたが、自分にとって、とてもいい経験になりました。オンラインで行うと聞いて最初は回線が悪くなったり、うまくできるか不安でしたが無事にやり遂げることができました。紙芝居をどの場面から始めても話ができるように考えたり、効果音を入れ声色を変えて話したりすることで、演じている自分も話を聞いてくれている人も楽しむことができたと思います。また、ほかの大学の人と交流もできて、参加してよかったと思えるオンライン合宿でした。 水野谷 流星(英語英米文学科1年生) 毎年開催されているこのイベントに今回初めて参加致しました。今年はコロナウイルスの影響でオンライン上での開催となり、参加者と直接お会いすることが出来ませんでした。初めは他大学の学生さんとオンライン上で初めて出会い、短い時間の中で一つの作品を作り上げることが可能なのかと不安な気持ちがありました。しかし、実際にコミュニケーションをとる中で、オンラインでも充分に意思疎通が出来て、相互理解に繋がることが分かりました。準備期間はとても短い間でしたが、どのグループのパフォーマンスも魅力的でレベルの高く、とても楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。 村山 千紘(英語英米文学科2年生) コロナ感染防止のため、なかなか大学に行けず、同級生や先輩方と関わりがない中での本イベントだったのでとても不安でした。1日目に初めて全員で顔を合わせた際に、先生方と他の参加者の方々が明るく優しい方ばかりで、とても安心しました。グループワークになってからは、メンバー全員が私より年上だったのですが、最年少の私の意見もしっかり聞いて、取り入れてくださったのでとても嬉しかったです。発表の際は最初のグループで、更に一言目だったのでとても緊張しましたが、しっかりと自信を持った声で発表出来たと思います。発表方法は無限の工夫ができる事を知ることができ、またこれを機に出会えた方もいて、とても楽しかったです。 山田 莉奈(英語英米文学科1年生) 今年度はコロナウイルスの影響で学校に行く回数が全くと言ってよいいほど無く、大学生活を送っていると感じることがありませんでした。その中で、このインカレ紙芝居ワークショップ合宿にお参加することになり、人見知りで絵も上手いわけではないので、すごく不安ではありましたが、最後の大学生活を少しでも充実させようと思い参加を決めました。今までにないZoomを使ったワークショップでしたが、人に伝えるための表現力の幅を知れたことや、それらを用いて相手に伝えることの大切さなど、たくさんのことを学び、とてもいい経験になりました。また機会があったら、不安があっても臆病にならずに参加してみたいと思います。 溝道 未瑛(英語英米文学科4年生) 英語英米文学科学生交流会@Zoomにご参加いただいた皆様、ありがとうございました。 総勢30名ほどの1年生+上級生が入り混じり、課外活動紹介、お薦め本の1分プレゼン、チャットで雑談などで盛り上がりました。 掲載の写真は、先輩たちによる「お薦め本の1分プレゼン」を講師の稲村理紗さんがグラフィック・レコーディングしてくださったものです。 ちなみに、稲村理紗さんによるグラフィック・レコーディング講座をZoomにて2月に開催予定です。 お楽しみに! |
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