例年有志の学生と教員が参加している夏の英語ドラマ合宿ですが、今年度も新型肺炎感染拡大のため、オンラインで行われました。ここ3年間は、ドラマという表現手法をベースした人形劇や紙芝居に取り組んで来ましたが、今夏はオーハシ・ヨースケ氏によるApplied Drama(応用演劇)Workshopに本学3名の学生が参加し、文教大学、県立鳥取環境大学の学生、アイルランド、インド、日本出身の教員と共に日英語で交流しました。
参加者にとって親しみのある絵本 Swimmy by Leo Lionni、民話「雪女」を題材に身体、声、言葉を統合的に使って、登場人物と参加者を取り巻く状況から生み出される感情や考えを伝え合う活動をしました。絵本や民話という分かりやすい作品を出発点に、私たちを取り巻く現代の社会状況に思いをはせた一日でした。以下は参加者の声です。次回はあなたも参加してみませんか。
大学に入り、自分の英語の実力を上げるためにはどうしたらいいか悩んでいた時にワークショップを知りました。私は参加が決まったときに、とてもナーバスになっていて上手くできるか不安でしたが、「身体から入る学び」で肩の力を抜いて自分らしく取り組むことで、とてもよい経験をすることができました。新型肺炎コロナウイルスが流行している今、学べる場所が制限されていると思っていた私ですが、オンラインでも英語ネイティブ話者や他大学の方々と英語を通じてお互いを高めあうことができました。環境や状況に甘えず、今後も自ら積極的にワークショップやその他のイベントに参加していきたいです。 - 英語英米文学科1年 前田 拓真
私は初めてワークショップに参加しましたが、他大学の先生方や学生との交流をとても楽しむことができました。ワークショップを通しては、コミュニケーションをする時に、話したことに対して、さらに言葉や表情・ボディーランゲージを加える“Yes and More”という方法で行うと、相手により自分の感情を伝えやすくなるということ、表現力の向上になることに気づきました。今回扱われた2つの作品から、自分の生き方や価値観を考えていくことができ、ディスカッションでは参加者の経験を聞いて新たな発見や学びがありました。 - 英語英米文学科2年 佐藤 凪紗
オンラインワークショップへの参加は昨年度に続いて2回目ですが、最初はやはり緊張しました。けれど楽しい雰囲気のなかで身体を動かしながら自己表現することで自然と緊張がほぐれ、コミュニケーションの手段は言葉だけではないということを実感できました。「雪女」を題材にしたアクティビティでは、子どもの頃からなじみのある民話でも、さまざまなアプローチや解釈ができることを学び、視野が広がったように思います。 - 日本文学科4年 亀山 奈津