2020年8月22日・29日にインターカレッジ・オンライン紙芝居ワークショップが開催されました。例年、宿泊合宿を行ってきた英語ドラマ合宿ですが、本年はオンライン上に、鶴見大学、文教大学、湘南工科大学(1名はカザフスタンからの参加)の学生が集まりました。本学からは英語英米文学科の学生4名、日本文学科の学生1名が参加し、他大学の学生と活発に交流する機会を得ました。
今夏は、紙芝居アーティストの林加奈さんのファシリテーションのもと、参加者は小グループに分かれて「日英バイリンガル紙芝居」を創作しました。最終セッションでは、昨年の合宿に参加した台湾、実践大学の学生2名(英語教育)、群馬大学 郡司明子先生(美術教育)、小さな紙芝居アーティスト 坂井合歓(ねむ)さんをオーディエンスに迎え、創作紙芝居を演じました。皆さんから沢山の感想や助言を得て、今後の英語力、表現力の向上に役立つ「お土産」を沢山持ち帰りました。以下、参加者の声を紹介します。
Zoomを使ったワークショップも紙芝居づくりも初めての経験で、最初は戸惑いがありました。グループワークの最初で各自描いた絵は、一見なんの脈絡も見いだせず、「ほんとうに紙芝居なんてつくれるのだろうか」と不安になりました。けれどアイデアを出しあっているうちに、少しずつ絵と絵がつながっていきました。物語が思いがけない方向へとふくらんでいくのが楽しく、無事に発表を終えたときには大きな達成感が得られました。紙芝居というと子ども向けのものというイメージがありましたが、絵や言葉、音楽などさまざまな要素を盛り込むことができ、大人も楽しめる表現だと感じました。
亀山 奈津(日本文学科3年生)
今回新型コロナ肺炎の影響で、例年とは違うオンラインでの合宿になりましたが、自分にとって、とてもいい経験になりました。オンラインで行うと聞いて最初は回線が悪くなったり、うまくできるか不安でしたが無事にやり遂げることができました。紙芝居をどの場面から始めても話ができるように考えたり、効果音を入れ声色を変えて話したりすることで、演じている自分も話を聞いてくれている人も楽しむことができたと思います。また、ほかの大学の人と交流もできて、参加してよかったと思えるオンライン合宿でした。
水野谷 流星(英語英米文学科1年生)
毎年開催されているこのイベントに今回初めて参加致しました。今年はコロナウイルスの影響でオンライン上での開催となり、参加者と直接お会いすることが出来ませんでした。初めは他大学の学生さんとオンライン上で初めて出会い、短い時間の中で一つの作品を作り上げることが可能なのかと不安な気持ちがありました。しかし、実際にコミュニケーションをとる中で、オンラインでも充分に意思疎通が出来て、相互理解に繋がることが分かりました。準備期間はとても短い間でしたが、どのグループのパフォーマンスも魅力的でレベルの高く、とても楽しく充実した時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。
村山 千紘(英語英米文学科2年生)
コロナ感染防止のため、なかなか大学に行けず、同級生や先輩方と関わりがない中での本イベントだったのでとても不安でした。1日目に初めて全員で顔を合わせた際に、先生方と他の参加者の方々が明るく優しい方ばかりで、とても安心しました。グループワークになってからは、メンバー全員が私より年上だったのですが、最年少の私の意見もしっかり聞いて、取り入れてくださったのでとても嬉しかったです。発表の際は最初のグループで、更に一言目だったのでとても緊張しましたが、しっかりと自信を持った声で発表出来たと思います。発表方法は無限の工夫ができる事を知ることができ、またこれを機に出会えた方もいて、とても楽しかったです。
山田 莉奈(英語英米文学科1年生)
今年度はコロナウイルスの影響で学校に行く回数が全くと言ってよいいほど無く、大学生活を送っていると感じることがありませんでした。その中で、このインカレ紙芝居ワークショップ合宿にお参加することになり、人見知りで絵も上手いわけではないので、すごく不安ではありましたが、最後の大学生活を少しでも充実させようと思い参加を決めました。今までにないZoomを使ったワークショップでしたが、人に伝えるための表現力の幅を知れたことや、それらを用いて相手に伝えることの大切さなど、たくさんのことを学び、とてもいい経験になりました。また機会があったら、不安があっても臆病にならずに参加してみたいと思います。
溝道 未瑛(英語英米文学科4年生)